三度の飯と、考えごと

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初任給の格差4万円⁉ 田舎の給料が低い理由から見えてくる労働者の実態

 

なんとなく納得してるけど、なんで田舎の給料って低いんですかね。

 

都会は物価が高いから、給料も高い。

 

ってのが、長らく暫定的な理由として僕の中にありました。

 

事実ではありますよね。家賃も高いし。

 


そもそも田舎の企業は、都会の企業と比較して、価値を創出してない(需要者が少ないので)から、給料も低いのかなあとか。

 

人口減少とはいえ地元民は必ずいるので、低く設定しても職の需要があるのかなあとか。

 

なんとなーく考えてました。

 


そこで納得の答えが!

 

マルクス「資本論」の定義によると

 

給料は労働を再生産するための経費

 

経費として支給されているだけなんですよ。

 

分かりますか?

 

明日も同じように労働力を提供するための必要経費なんですよ。

 

給料の中には贅沢するためのお金は含まれてないんです。

 

衣食住の分と、労働で溜まったストレスを解消する分。

 

年がとると給料があがるのはこのため。

 

回復するために、若い頃よりお金がかかるし、未来の労働力(子供たち)を育てるにもお金が必要です。

 

これらのことから、労働者を続ける限り楽にはなれないって構図が、おやおや?っと、見えてきます。

 

「資本論」は昔に書かれたものなので、現代に当てはめられない部分もありますが、僕は妙に納得しましたね。

 

高いお給料を貰えるのは、労働力の再生産にかかる経費が高いから。

 

都会では、衣食住にお金がかかるし、いろいろ消耗してストレス溜まりそうだし、だから給料が高いんですよ。

 


楽になるためにはどうすればいいのか。

 

資本主義のこの世の中は商品の交換で成り立っています。

 

楽をしてる人は、労働力以外の商品を持ってるんです。

 

労働者は、労働力しか商品を持っていない。

 

 

ただ、労働者にも良いところあります。

 

楽になることはできませんが、食いっぱぐれることもない。

 

給料にはお食事代も含まれてるからです。

 


僕はガッツリ労働者だし、労働者の”食いっぱぐれない”って甘い部分を捨て去るほどリスクとれる人じゃないんで、この先を深く語るのは、棚上げが過ぎるというもの。

 

サウザーラジオを聞けば、資本主義の搾取構造がバッチリ理解できますよ!

 

voicy.jp

 


まとめ

 

田舎で給料以外の収入が得られれば最強だと思うですよ。

 

衣食住の経費は安いのに、給料以外の収入でお金が入ってくる。

 

都会で暮らすよりも余剰資金が多くなります。

 

でも、田舎をマイナスに捉える人が多いですよね。

 

僕はそれが不思議です。

 

田舎にいることで損失してる機会はたくさんありますが、それは都会も同じ。

 

田舎にいれば得られた機会を、都会では損失してるんです。

 

サウザーさんが言うところの、勤め人+αを目指して、山に囲まれた田舎で悠々と暮らしていきたいですね。

 

 

【田舎民は勝ち組?】でも書いたとおり、僕は田舎に生まれたことをラッキーだと思ってますし。

 

yuyakefish.hatenablog.com

 

 

田舎特有のこんな問題もありますが…↓

 

yuyakefish.hatenablog.com