【日本再興戦略】落合陽一 やっぱり、田舎民はラッキーなのでは
「日本サイコー!」と、内輪で褒め合うばかりで、現状を正しく見ていない問題は堀江貴文さんも言っていたけど、序盤、落合さんも同じようなことを言っていました。
本書は、
日本人を再認識し、現状を整理するところから始まり、その問題点を指摘。
例えば、トレンディードラマ的世界観。
これによって幸せな人生像が画一的になっちゃったんですって。
画一的ってことは、搾取する側からすると、いろいろと分かりやすいんです。
みんな同じものを欲しがりますからね。
一昔前は、マスメディアが消費をうながし企業が提供して、経済が回るというモデルが機能していて、それで日本が発展していきました。
うながすマスメディアも、提供する企業も、今より楽だったんじゃないですかね。
消費中心、トレンディードラマ的生活を送るためにはお金が必要です。
それによってお金があることへの憧れが強くなりすぎてしまったのです。
落合さんは、士農工商という言葉を使って、もっとクリエイティブ層をリスペクトせよと言っています。
読んでいる最中、ちょこちょこ思い出していたのは藤本智士さん。
【魔法をかける編集】まじおもしろいっす。
表現を違うけど、2人とも同じことを言っているんです。
例えば、人口減少をポジティブにとらえている。
ローカリズムを重要視しているんです。
AI化が進もうとしているこのタイミングに、ちょうど人口減少している日本は、ちょータイミングいいじゃんってこと。
人口が多い状態で、自動化がすすむと、職を失う人がたくさん出てしまいます。
今の日本は、放っておいても人が減っていきます。
それに、うまく自動化がのっかることができれば、最適な状態になるよ。ってことです。
また、人口減少は先進国の宿命なので、一足先に人口減少をむかえた日本は、そのノウハウを未来の先進国(途上国)に輸出できる。
「うーん、やっぱり田舎チャンスだね」と思った僕でした。
そして、明日、デジタルネイチャーがアマゾンから届く!楽しみ!
追記
今回紹介した、【日本再興戦略】
アマゾンの「日本論」カテゴリで、ベストセラー1位なんですね!
※2018年9月2日現在