年末日記2020
新作は1作品。
本格的に書き始めてから最も寡作な年だった。
時間をかけて中編を書いてみようという試みで、1月〜6月の半年間をその一作品に費やした。
ボルダリング小説。
実は「執筆歴-1年=クライマー歴」
ようやく書いたか、といった感じ。
小島信夫文学賞に応募し、未だ結果待ち。
中編で半年かかるってしんどいなー。
長編なら最低でも一年は使うわけだ。
実際、チキって短編や中編にしちゃう。
いつかの年末日記で、「来年は長編で一年使うぞー」って言ってこともあったけど、結局まともな長編は書きあげていない。
筆の速度はずっと課題だね。
どっかにも書いたけど、実はエンタメ寄りの作品で二作ほど、冬太朗にすら見せずにボツにしている作品がある。
それぞれ半年くらい使ったんだけど、ほんと、ただ長く書いたってだけだったなあ。
7月〜12月は、ちょこちょこしか書かなかった。
ほとんど既作品の書き直しで、12月になってようやく新しいプロットに手をつけた感じ。
冒頭だけ書いて保留にしてるホラーもあるけど。
中学の頃はホラーしか読んでなかったし、全ての始まりである2015年10月に書いた「雨ふれば灯る」もホラー調だし 笑
「雨の日だけ開店する喫茶店ってテーマで書いてみる?」と、冬太朗と盛り上がって、二日で書き上げた作品。これが正真正銘の処女作だろうね。
せっかくだから載せちゃおう!短いので5分くらいで読み終わると思うよ。
この後に魚田喫茶が始まり今に至る。
今年は社会人になって一番忙しい年だった。
会社で組織改革があり、人員配置がガラっと変わって仕事が増えた。
特に、夏がしんどかった。
日中の3時間ぐらいを猛暑の現場に拘束され、残りの時間で今まで通り仕事せにゃあかんくて、休日も創作よりも回復に充て、平日の夜も家事をするので精一杯。
それでも、たまに振替休日をとらせてもらったり平日残業もなく、わりにホワイトではあった。
時間外労働40時間ぐらいで、ひーこらひーこら。
自分には長時間労働は無理なんだな、と改めて思ったよ。
たまに、時間外100時間とかって話聞くけど、もし僕がそういう環境に置かれたら生命維持がギリって感じだろうね。
そんな夏を乗り越えたら本来の繁忙期がきて、落ち着いたら11月だった。
今年は忙しかったけど、今の会社だからこそ今まで小説を書けていたんだなと思った。
普通の民間企業だったら書けてなかったかも、何度も思うよ。
今年のハイライトは、なんといっても長塚節文学賞の優秀賞。
「優秀賞かよ、くっそ」と「嬉しい!」という内心。
結構書き直しているとはいえ、2017年に書いたものだったので、成長を実感する機会にはならなかった。
2016年〜2017年にかけては、ぐっと成長したなって思えるんだけど、それ以降は色々試してはいるものの「うーん?してるっちゃしてる?」という印象だった。
ここで一発、新作で何か大賞を受賞できたら満を持して中央の賞に挑戦できるんだけどな。
宣言済みだったけど、来年の目標は「地上文学賞受賞」ということで。
早速進捗遅れ一ヶ月なので、書かなきゃ。
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このブログの目的を再掲。
最近は①の気持ちが強い。
2020年11月末時点の気持ち