あの有名な心理実験、嘘です。
吊り橋効果といえば、誰もが知っている心理実験ですね。
一緒にお化け屋敷に入ると、恐怖のドキドキと恋のドキドキを勘違いして、好きだと錯覚してしまうというやつ。
あまりに有名すぎて、仕掛けられた側も知っていて、仕掛けた側の意図がばれるなんて恥ずかしいことがしょっちゅう起きてるんじゃないですかね。
でもこれ、嘘なんです。
実際の実験内容は、吊り橋真ん中、石橋の真ん中で、それぞれ女性に声をかけられたときの男性の気持ちの違いを比較したものです。
ですが、実験結果の数字には、効果を示すほどの優位性はなく、データの取り方も不適切だったと言われています。
もしかすると実験者が、自分の仮説の正しさを信じるあまり、研究の結論に偏りが出てしまったのかもしれません。
ちなみにこれ、確証バイアスと呼ばれています。
ですが、この記事を読んでいない人に朗報があります。
読んでしまった人は残念。
吊り橋効果は嘘だと知ってしまったので、この効果は得られません。
それは、吊り橋効果が効果的だと思い込むことによる自信です。
例えば、意中の女性との遊園地デート。
吊り橋効果を活用しようと、お化け屋敷に揚々と入り、苦手なジェットコースターにも積極的に乗ったとします。
暗闇には親密になりやすい効果があるので、お化け屋敷ではその効果が多少働くかもしれませんが、吊り橋効果の効力はゼロ。
ですが、それを知らない仕掛けた男は、「この子は今、吊り橋効果で俺にドキドキしてると勘違いしてる」と思い込んでいます。
自信ゼロでもじもじ振る舞うよりは、良い結果を生むかもしれませんね。
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