なぜ子供はピーマンが苦手なのか
大人になってから食べるチンジャオロース、ピーマンの肉詰めはおいしいですよね。
それなのに、子供が嫌いな野菜代表格としてピーマンが挙げられます。
その理由は二つ。
苦い
でも、大人になったら苦くても美味しいですよね。
なぜ、子供は食べないのか。
「苦味」って味覚は、おおざっぱに言うと毒を見つけるためのセンサーです。
本能的に苦いものは体に良くないものだと認識されています。
ですが、成長する過程で、大丈夫な苦いものとそうでない苦いものを学習していきます。
大人になると、本能的な嫌悪が薄れ、食べ物1つとして美味しく食べれるようになります。
味蕾の数が違う
舌の上にある味の化学物質をキャッチするセンサーを味蕾と呼びます。
大人になっていくにつれ、この味蕾が破壊されているらしいです。
歯磨き粉で結構やられるとのこと。
歯ブラシをくわえたまま、テレビなんか見ちゃったりして、長い間歯磨き粉を口にふくんだ後の舌のピリピリ感。
あれ、味蕾が破壊されてるからなんですって。
子供の頃は味蕾がたくさんあるので、大人よりも味に敏感なんです。
甘いものはより甘く、苦いものはより苦い。
大人がピーマンを食べられるようになったり、好き嫌いが少なくなっていくのは、ただ単に、味に鈍感になっていくからなんです。
ピーマンが嫌いな子供に、食べることを無理強いするのは酷なことなのです。
自分が感じてる数倍の苦味を想像してみてください。
いくら体に良くてもそこまで無理して食べたくないですよね。
ちなみにピーマンは糖質が多いのでダイエットには向きません。
ボディビル選手のように筋肉をつけたい人も、ピーマンは食べないそうです。
ボディビル選手が推す1番goodな野菜はブロッコリー。
ちょっとお高いですが、茎までしっかりと食べると1番効率よく栄養を摂取できます。