秋田県の毒物劇物取扱責任者の合格率が低い理由
- 毒物劇物取扱責任者とは
- 合格率が低い1番の原因はこれです
- 合格するための勉強方法
- 【注意】過去問の答えには解説がない
- 具体的な勉強方法
- 勉強に必要な時間
- 勉強時間が足りなくて落ちちゃったという方
- 毒物劇物取扱責任者の資格があると就職に有利な業種【具体例】
- まとめ
毒物劇物取扱責任者とは
そもそも、 「毒物劇物取扱責任者ってなに?」って方は下記のリンク先に飛んでください。
ただ「毒物劇物取扱責任者」で検索して一番上に出てきた記事ですが。
毒劇の試験問題は、県ごとに内容が違います。
秋田県の問題は全国的に難しいほうだと言われています。
実際インターネットで体験記を調べてみると、秋田県の問題には歯がたたなかったのに、岩手県で受験したら簡単に受かったという話もありました。
とは言うものの…
実は、秋田県の合格率が低い原因は、難易度以外のところにあります。
私は、秋田県の試験しか受けていないので何とも言えませんが、難しい試験には感じませんでした。
秋田県の合格率は2割~4割。ちょっと幅がありますね。
こちらのサイト『毒物劇物取扱責任者 - 資格の王道』での難易度は「やや易しい」
合格率が低い1番の原因はこれです
過去の試験問題の入手方法がめんどい
県によっては過去問をホームページに載せているところもあります。
秋田県は合格率を上げたくないのか、ホームページには載せていません。
ではどこにあるか。
県庁の書庫にあります。
しかも県庁なので、平日の8時半~5時しかいけません。
仕事をしている人であれば、休みを取ってわざわざ県庁まで行かなければいけないのです。
私もわざわざ半日休みをもらって、県庁に過去問をコピーしに行きました。
県庁の人が仕事をしている横で、5年分の過去問を1枚1枚コピーしてきました 笑
合格率の低さほど試験の内容は難しくありません。
私の体感では、高校のテストで5教科350点以上を取るよりも簡単で、5教科250点以上取るよりは難しいって感じですかね。
高校によって全然違うと思いますが 笑
難しくないとはいっても、一夜漬けは厳しいと思います。
合格するための勉強方法
まずは、面倒ですが県庁まで過去問を取りに行って下さい。
効率の悪い勉強に時間と労力を費やすよりだったら、車を走らせて県庁まで行ってコピーしてくる一時のめんどくささのほうがマシです!
1階の受付で「毒劇の過去問を見たいんですが」と言ったら「ではこちらに」って感じで案内してくれます。
コピー代がかかるので小銭をお忘れなく。
確か100円が使えるタイプのコピー機だったような…。違ってたらごめんなさい。
過去問を入手できたら、5年分を丸暗記すればいいんです。
ただそれだけです。
私は心配性だったので、5年分を覚えましたが、実際に受けてみて3年分でも大丈夫な気がしました。
丸暗記していれば、8割は確実に取れます。
問題の8割は過去の使い回しでした。
試験が終わって、自己採点するまでもなく「8割くらいとったなあ」って思いましたね。
暗記してない2割で勘が当たってれば、8割5分くらいはいってるんじゃないでしょうか。
毎年2割ぐらいは新しい問題が出てくるので、100点を取るには丸暗記だけでは厳しいですが、これを読んでくださっている方たちは、合格したくてこの記事にたどり着いたはずです。
合格ラインは明かされていませんが各科目で、6割あれば合格できると言われています。
【注意】過去問の答えには解説がない
それだけでも暗記できる人もいると思いますが、私は意味が分からない状態で暗記するのが辛かったので、テキストを1冊だけ買いました。
2011年刊行なので、ちょっと古いけど、全く問題ありませんでしたよ。
辞書的な使い方をして、過去問解いていて意味がわからない単語が出てきたりしたら調べる程度に使いました。
一冊あるだけでだいぶ楽になりましたね。
うちの職場の先輩たちは「毒物劇物取扱の手引き 」を買っていましたが、これは絶対にいらない!
先輩からもらいましたが、一度も開きませんでした。
分厚すぎて枕にも使えません。
使えないくせに6000円もするんですよ 笑
具体的な勉強方法
5年分丸暗記すればいい。
それはそうだけど、社会人や部活などで忙しい学生さんは時間が取るのが難しいですよね。
私も仕事をしながら(しかも繁忙期)の勉強だったので、効率的に勉強することを心がけました。
私の手法はこうです。
1日10問を確実に暗記する。
絶対にこの10問だけは覚えて一日を終えてやる!と毎日過ごすのです。
私は記憶力が良いほうではないので、次の日になれば、すぐに忘却の彼方。
たとえ忘れていても、次の10問に進んでください。
気になるようだったら見てもかまいませんが、忘れていても気にしない。
毎日10問を続けていると重なってる部分が出てきたり、記憶力がないとはいえ、嫌でも覚えてくる問題があります。
そうなってくるとだんだんと新しく覚えるものが減っていき、勉強が楽になっていきます。
すると、1日10問だったのが20問30問と増えていき、試験直前には、覚えているかどうか5年分の問題をバーッとチェックして、「やっぱり覚えてる。大丈夫だ」って状態にもっていけます。
私は、運転している時間を活用しました。
赤信号で止まった時、問題を見て頭に刻む。
運転中、頭の中で、問題文も含めて反復です。
勉強に必要な時間
私の場合は、試験時期が繁忙期に重なることもあって、余裕を持って2ヶ月前から勉強始めました。
1日1時間程度、時間を取れる人であれば、3~4週間あればいけるんじゃないかなと思います。
どれくらい前から始めるのかは、自分のモチベと相談するのが一番ですね。
勉強時間が足りなくて落ちちゃったという方
諦めないでください。
1年おきに難易度が変わるらしいです。
難しい年の次の年は簡単らしい。
実際に過去問を解いていてそれは感じました。
私が受けた年は簡単な年だったので、化学基礎の問題を見たときに「あんなにいろいろ覚えたのに、こんな簡単なこと聞かれんのかよ…」と思いました。
なので、2年連続で受ければどちらかが簡単な年に当たります。
それでも合格できなければ、他県で受験することも視野にいれましょう。
毒物劇物取扱責任者の資格があると就職に有利な業種【具体例】
1.JA
何を隠そう、私はJAに勤めています。私が資格を取得したのは、入組後でしたが採用にも有利にも働くでしょう。
また、私が勤めるJAでは、期間従業員から正職員への登用の際に優遇される資格として毒物劇物取扱責任者が挙げられています。資格取得時に祝い金が貰えるほか、資格手当として月に3000円が支給されます。
2.農薬メーカー
同業種ということで農薬メーカーさんと交流がありますが、資格保有者が多いです。
3.化学薬品の製造業、製薬業
日常的に毒物劇物を扱う業種なので、運転免許なみに必須な資格となるでしょう。
まとめ
合格率が低いからって難しいわけじゃないのです。
過去問入手のめんどーさを乗り越えるだけで、他の人よりも一歩リード。
合格できるか否かは、県庁に行くかどうかで決まります 笑