小説執筆のPDCAを速くする
どの世界でも良い作品を生んでいる人は多作です。
あることに費やした時間が一万時間を超えると超一流になれるという「一万時間の法則」があります。
ちょっと、邦題はダサいですね 笑
つまり上達したければ、たくさん作れということです。
たくさん作ることが早く成長するための鍵なのです。
「それができたら苦労しねえ」って話ですけどね。
しかし、僕らの時間は限られています。
どうすればもっとたくさん小説が書けるのか。
たくさん書くために質を下げるのは本末転倒です。
P プロット、アイディア出し
D プロット、執筆
C 出来上がった作品の手直し
A 応募、公開をしてフィードバックを得る
小説におけるPDCAはこんな感じでしょうか。
それとも
P プロット、アイディア出し
D プロット、執筆、出来上がった作品の手直し
C 応募、公開をしてフィードバックを得る
A 次の作品に向けてアイディアを出す
って感じですかね。
もしかすると、人によって違うかもしれません。おもしろいことに。
この通常のサイクルを踏むとなると、なかなか時間がかかります。
なぜかというと、1サイクルのゴールが「作品を仕上げる」だからです。
なので、この通常サイクルを速くするには、単位あたりの執筆量を増やすか、執筆スピードを上げる、っていう、「じゃあどうすればいいんだよ」って答えになってしまいます。
そもそも、なぜPDCAを回さなきゃいけないのか。
むやみに書いてもフィードバックを得られなければ、改善・成長できないからです。
ここで考え方を変えてみると、もっと早い段階でフィードバックを得られることに気づきます。
アイディア出し、プロットの時点で、自分の中でPDCAを回すのです。
ここまで思いついて実践してみましたが、うまく機能しないことに気づきました。
というか、「誰でもこんなことやってるわ!」ってことに気づきました 笑
機能しない原因は、プロットの時点で作品の完成像を正しく把握するのは困難だからです。
やっぱり、「作品を仕上げ」なければ、自分自身でも評価ができないんですね。
プロットの時点でサイクルを回しても、それは作品全体のサイクルではない。
あくまで、工程途中段階のサイクルなんです。
なぜ、プロット段階では完成像が把握できないのか。
自分の能力を正しく理解していないからです。
プロットが設計図の概要だとすると、細部の設計と構築を、プロの力を想定して考えてしまう気がするんですよね。
普段読書して摂取してるのは、プロの小説ですから、しょうがない気もしますが。
プロット段階では良いアイディアだと思っても、実際に書いてみるとそうでもないってのは、これのせいじゃないですかね。
つまり、自分の能力を正しく理解できていれば、プロット段階で作品を正しく評価できる。
プロット段階でPDCAを回せるってことになります。
自分の能力を把握するためには何度も完成経験を積まなければいけない。
どうやってPDCAを回してたくさん作品を書くか考えていたのに、結局は、たくさん作品を書かなければいけないという答えにならない結論にたどり着きました。
数をこなせば慣れて早くなると言うのは自然な話。
楽してたくさん書こうというのは無理なようです。
時間がなければがんばって作る。
作れないなら諦める。
たくさん書くためには、たくさん書かなければいけない。
執筆歴2年半の僕の結論でした。
noteでこんなのも書いてます↓
うまくまとまりませんでした。時間があるときリライトします。