なぜ雨の日には気分が下がるのか
天気が悪いと気分が下がりますよね。
天気と気分の相関性の研究したデータはたくさんあるようです。
たとえば、実験の対象者にその日の体調やメンタルのスコアを記入させます。
晴れている日と雨の日では、明らかにスコアに偏りがあるそうです。
これは、天気を視覚的に捉えたときの心理作用。
低気圧が近づいているときは自殺率が上がるそうです。
これはTwitter上で見かけた話なので、しっかりとしたデータではありませんが、低気圧が近づく前と、まさに日本列島を覆っているとき、のツイートの内容を比較した人がいました。
予想どおり、低気圧が日本を覆っているときのツイートは鬱ツイートが多かったそうです。
これは、気圧の変化によって肉体が受ける影響に起因する心理作用。
それぞれプロセスは違いますが、天気が悪いと気分が下がるということにつながっています。
人間にとって1番辛いのは原因不明という事態。
落ち込んでいるのが、ただ単に天気のせいだということがわかれば、天気さえ良くなれば!と頑張ることができます。
天気予報を見て、事前に心の準備をすることで、うまく乗り切ることもできると思います。
人間ってのは思っているよりも単純な生き物なんです。
なぜ、雨の日に気分が下がるのか。
ホモサピエンスは石器時代の生き方を現代でも引きずって生きています。
気分が下がると、外に出たくなくなる。
石器時代のような狩猟を生業としている人々は、雨の日に外にでても、良いことがなかったんじゃないでしょうか。
むしろ、雨で体温が奪われ体力を消耗したり、思わぬ怪我につながったり。
生存戦略として、気分を下がるようにデザインされ、身を守っていたんじゃないですかね。