年末日記2019
2019年に書いた作品は三つ。
「かのイオン」原稿用紙換算30枚程度
「あの頃の僕と、君へ」原稿用紙換算50枚程度
「【あきた】超神ネッガー【ヒーロー】」原稿用紙換算60枚程度
2018年から、既存の作品を地方文学賞でローテーションさせていますが、2019年の作品の内2/3はローテーションに組み込めないレベルの作品を生み出してしまいました。
「かのイオン」
地方では、イオンってもはや社会的インフラだよねって話。
後々知っていたのですが、僕が書くまでもなくそういったことを書いている作品は多くあるようです。
テーマを軸に、ほぼ手癖(あんま頭を使わず)で書いた作品でした。
僕の作品は、どれも説教くささが出てしまうようで、それを良い感じにストーリーに昇華できれば良い感じになるんです。
この作品は、どストレートに説教くさい。
手癖で書くのはダメだな、と思った作品でした。
お蔵入り。
「あの頃の僕と、君へ」
ずっと書いてみたいと思っていた、障がい、についての話。
初めて三人称に挑戦した作品。意識して比喩を増やした作品でした。
題材と着眼はばっちり!って思ってたけど、三人称の練度と「障がい」って題材の掘り下げが足りなかったかな、と思いました。
小説を書き始めた頃は書き方がまじで意味不明だった、比喩は、いつの間にか読めるレベルになっている、と感じました。
評価は得られなかったが、核には、良いものがあると思うので、ごっそり書き換えて別作品にするつもりです。
「【あきた】超神ネッガー【ヒーロー】」
やけくそ:実験:まじ=3:4:3 の作品。
寓話を書いてみたくて、超神ネイガーをパロりました。
三人称挑戦2作品目。
設定とストーリーはめちゃくちゃふざけながら、内容と文体はくそ真面目で、現代人(主に地方民)をディスってる寓話を書くつもりでした。
ふざけがスベってんのかどうか分からなくなって、三人称も意味分からなくなってきたし、これも評価はしぶそう。
12月30日に送って、2019年の作品のなかでは唯一結果がでてないけども、勝機は見えない。
他に送るとしてもリライトは必要でしょうね。
ネッガーを推敲して絶望していた12月に、改めて小説の要素分解してみて、一番ダメだと思っていた文体(表現、比喩等)が一番まともになっていたことに気づきました。
次に高めるべきはストーリーだと思います。
でもこうやって日記書いてたらよく分かんなくなってきた。
今は町屋良平さん「1R1分32秒」をどパクりしたものを書くつもりです。
原点に戻って、マネるところから。
パクったやつになるかどうかは分かりませんが、2020年は有名新人賞に応募するつもりです。