三度の飯と、考えごと

小説、ボルダリング、コーヒー、農業。

2018-05-28から1日間の記事一覧

映像技法を文学に落としこむ 【空間的余白の不安】

丸山健二さんのデビュー作であり、芥川賞受賞作「夏の流れ」の単行本に収録されている「雪間」 50年前に書かれた作品です。 舞台は当時の日本。忠夫という名前の小さな男の子が主人公です。 おばあちゃんが死んでしまったので、お母さんと2人で少し離れたお…