三度の飯と、考えごと

小説、ボルダリング、コーヒー、農業。

「センスの哲学」千葉雅也_創作におけるリズム:3つのパラメータを作品づくりのお供に

文章にはリズムがあり、それが文の良し悪しに影響するってのは考えたことあったけど、じゃあ、リズムって何?ってのには、納得のいく解釈は持ち合わせていなかった

 

今までで一番しっくりきてたのは、人体のリズムと関連付けて説明したもの

 

読み手固有の心拍や呼吸のタイミングと、文章の息継ぎや何やらの相性によって、その文章の良し悪し(好み)が決まる、という話

 

こんなもん計算しようないから、自分が心地よいと思う感じでいって、似通ったリズムを持った人に結果的に刺さるのを祈るしかないよなあ、と思ってた

 

今回、リズムについて再考するキッカケをくれたのが、「センスの哲学」千葉雅也

 

ファッションセンス、家具選び、ストーリー作りを0と1に抽象化して、それを比喩的に音楽のリズムと一緒っ!として、センスを紐解く

 

ストーリー制作の界隈では、“感情曲線” (「ベストセラーコード」)や“起承転結”、もっとシンプルに言うなれば“物語の起伏”など、ここで言うリズムを異口同音にラベリングしている

 

だから、考え方自体は別に新しくないんだけど、僕は「音楽のリズムと一緒」という例えにより、新たな視点を得た

 

これは僕の持論なのだけど、複雑の最小単位は3だと思っている


二種類だと、まだシンプルだけど、三種類から人は、物事を複雑に感じる気がしているんだよね

 

こう思ったキッカケがある
鍋のシメ用に買ったラーメンが余っちゃって、スープを作ろうと、お湯に醤油とにんにくを入れた時点で味見をしたら、当然美味しくない。醤油とにんにくの味じゃん!って思った


でも、生姜をちょっと入れたら、美味しくないのには変わりないんだけど、ラーメンのスープ感が出てきて、“醤油とにんにくと生姜の味”じゃなくて、“美味しくないスープの味”に成ったんだよね


それ以降、二種類と三種類の違いに注意するようになって、先の持論が形成されたわけ
なので、全く根拠はない

 

ただ、何か未知のこと紐解くのには、既知のことだけじゃなく、根拠のない持論(多分、これをアブダクションという)が必要なので、気にせず考えを進めた

 

つまりだね。
以上のことから思いついたのは、何か3つのパラメータを設定して、そのボリューム(リズムをグラデーションに捉え直している)を調整して作品を作れば、作品づくりに役立つのではということだ

 

たぶん、色々な創作理論を試すうちに、似たようなことはすでにやってるんだけど、それらを「センスの哲学」をキッカケに、自分なりの解釈したんだな

 

3つに慣れたら4つするも良し、設定で3つ、文章で3つ、人物造形で3つみたいに掛け合わせていくも良し

 

これは、試してみたいぞー
わくわく

 

「センスの哲学」では、下手と下手うま(下手とは何か)についても言及しており、それは内容の序盤だったから忘れちゃったので、あえて自分で考えてみようかなって思ってる